2020スマイルフラワープロジェクト

2025/03/17 15:47


◆アップサイクル商品「染めなおした服」販売開始
2025年、3月1日。
菊の葉や茎の染料で古着を染めたアップサイクル商品「染めなおした服」が無印良品さまより販売されました。
写真の萌黄色の服は、弊社より提供させていただいたキクの葉で染めたもの。

菊を畑から採集し、お店に並ぶ前にきれいな状態にするための葉落としという作業があります。
その葉落としの段階で、かなりの量の葉や茎が廃棄されます。
本来はただ棄てられるはずであった葉や茎を利用して、古着をきれいなライトグリーンに染めていただきました。
春先に合う爽やかな色となっております。

現在は富山ファボーレ店と奈良県のイオンモール橿原店で販売しております

◆アップサイクルブーケのワークショップ
そして販売記念として、無印良品富山ファボーレ店にて3月1日、2日にワークショップを開催しました。

「染めなおした服」の材料にもなっている菊をメインに、バラやガーベラ、チューリップなどの規格外のお花を花束に。
ラッピングやリボンには和紙や繊維の端切れを使用した、アップサイクルを楽しむ企画です。

ラッピング用紙は、越前和紙。
厚みが不均一だったり、模様に不備があったりなど、商品にならなかった和紙たちを再利用しました。
福井県の栁瀨良三製紙所さまよりご提供いただきました。

リボンは繊維の端切れ。
繊維を商品とする際の裁断時にどうしても出てしまう端切れたちを再利用しました。
こちらは、岐阜県の艶金さまよりご提供いただきました。

お花…規格外のお花
ラッピング…和紙の不良品
リボン…繊維の端切れ

これらを好きに組み合わせたアップサイクルブーケ。
ひとつとして同じものがない、オリジナルの花束です。

◆アップサイクルの理念

無印良品さまは、様々なアップサイクルやリサイクルに取り組まれております。
古着を回収し、洗いなおしたり、染めなおしたり、きれいな部分をつなぎ合わせた服をつくったり。
スマフラは無印さまの理念に共感させていただいております。

もともと、昔の日本では、服や着物を染め直したり、継ぎ接ぎをしたりして、長く大切に着ていました。
棄てる前に、一旦立ち止まる。価値をつけて、生まれ変わらせる。
服やお花だけでなく、さまざまなモノ・コトを、一過性の消費で終わらせるのではなく、いろいろなアイディアで楽しみながら大切にしていきたいですね。