年間10億本のフラワーロスをゼロにしたい
花一輪残さず、一滴残さず。
フラワーロス削減への取り組みについて。
弊社は2020年4月、コロナ禍により突如顕在化したフラワーロスという社会課題の解決に向け 「2020スマイルフラワープロジェクト」を発足いたしました。
このプロジェクトでは、破棄予定の花を花卉生産農家さまから直接買い取り、当サイトにて販売をしております。
また、法人さまとの連携企画により、様々なイベントでお花を活用し、これまで累計約13,200,000本のお花を救出することができました。(2024年6月末現在)
イベントや冠婚葬祭用などの業務需要を頼りにしてきた花卉生産農家さんにとって、コロナ禍の影響で相次いだ出荷キャンセルは大きな打撃でした。
買い手がつかないために2020年は花の市場価格が暴落。史上最低を記録しました。
価格がつかないため出荷できないお花達は、生産現場でやむなく大量廃棄され、これは日本国内だけでなく世界的な問題となりました。
もともと、売り時期を過ぎてしまった花が、花屋の店頭で廃棄されていることは以前から問題提起されておりました。 その損失額は、年間約1,500億円にのぼります。
(出典:NHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」より。2020年6月13日放送)
また、生産農家による規格外品の廃棄が、生産本数の15〜20%(品種、産地により差異あり)も存在しています。
年間総生産本数40.625億本のうち、実に8.125億本にもなると推測されます。(※令和3年度版農林水産省の総出荷数のデータより推測)
さらに、出荷段階などで切り落とされる茎や葉も大量に存在しています。
弊社ではこれらにフォーカスし、出来るだけ多くのお花を新鮮なうちにたくさんの方へお届けする、新たな市場開拓や販売手法の多様化を図ります。
また、棄てられる運命にあるその花の命から「美しい色」という価値を創出し、新たな命の宿り先として、布や紙にアップサイクルする新事業にも取り組んでおります。
花一輪残さず、一滴残さず。
お花の命を活かしてゆきたいと考えております。