2023/04/24 21:57
春になると、畑いっぱいに色とりどりに広がるチューリップたち。
富山県では見慣れた春の風景です。
このチューリップたちは、球根を取るために栽培されているチューリップ達です。
チューリップには、
切花を取るために 栽培されているチューリップと、
球根を取るために 栽培されているチューリップがあります。
富山県は、球根を取るためのチューリップの生産が日本一なのです。
その球根用のチューリップから取った球根が、来年度の切花用のチューリップにもなるのです。
そして、球根用チューリップを育てる農家さんたちの農作業に「花摘み」というものがあります。
それは、まだ花が咲いているチューリップの花を摘み取る作業。
花を咲かせるのは、病気のチューリップを見分けるため。花が咲いて、病気のものを区別したら、花を摘みます。
球根にたっぷりと栄養を蓄えるために、エネルギーが花に行かないように、まだきれいに咲いている途中の花を摘むのです。
だけれど、光合成のために、葉は残さなければなりません。
なので、「お花の部分だけ」が摘まれることになります。
そして、摘んだお花は、とくに飾られることもなく肥料にされたり、そのまま捨てられたりしていました。
だけど、せっかくきれいに咲いているのに、飾られないのはとてももったいないし、なんだかかわいそう。
そこで、フラワーロスゼロを目指しているスマイルフラワープロジェクトでは、
摘まれたお花を農家さんから買い取り、「フラワーカーペット」で飾ることにしました。
ちょうど時期は、GW。たくさんの方々に見てもらえるはず!
そのイベント名が「スマイルフラワーカーペット」。昨年度から始め、今年は2年目。
昨年度は、富山県のいたるとこに平和を願って「peace」を描きました。
今年は、交通安全や国際交流(ハンガリー)、そして希望の象徴である虹など、様々なメッセージを描く予定です。
また、フラワーカーペットで活用したお花たちは、捨てずに染料や肥料としてリサイクル&アップサイクルされます。
もうひと花咲かせてあげたい。そんな思いで開催する「スマイルフラワーカーペット2023」。
飛び入り参加者も大募集です。5分でも3分でもOK!フラワーロスの削減につながる3分です。
ぜひ一緒にロスフラワーでフラワーカーペットでつくりませんか。
※顔出し写真は掲載許可をいただいております