2020スマイルフラワープロジェクト

2022/09/07 18:14

◆お花との暮らしを、長く楽しんでいただくために…

① 長旅や輸送により、お花が疲れています。 まずは、「来てくれてありがとう♥」と声をかけてあげてください。

② 温度の変化があまりない、できるだけ涼しい場所でしばらく休ませ、たっぷりとお水を飲ませてあげてください。

③ しっかりと「水揚げ処理」をしてあげると、回復し、元気を取り戻します。

どうぞお花がお手元に届きましたら、
お花を優しく迎え入れ、丁寧にお世話をしてあげて、可愛がっていただけますようお願い申し上げます。


◆水揚げとは

「水揚げ」とは、水を吸い上げる力、お花の生きるちからを、復活させる作業のことです。
株から切り取られ、長時間輸送されたお花は、茎の切り口に空気が触れ、水を吸い上げる力が弱っています。
(これを “ 水下がり ” と言います)
「水揚げ」により、茎に入ってしまった空気を追い出し、水を吸い上げる力を復活させます。

◆水揚げの方法

1. 茎をカットします。
水を吸う導管の切り口を新しくすることで、水揚げを促進します。

◎ 茎の切断面の導管を潰さないよう、なるべく切れ味の良いハサミを使います。
◎ 出来るだけ水を吸い上げる面が多くなるよう、斜めにカットします。
水の中でカットすると、水圧により、水が揚がりやすくなります。
◎ 水下がりがひどい場合は、茎を大胆に短く、斜めにカットすると、水上がりがよくなります。


2. 下葉の処理
葉からの水分の蒸発と、エチレンガス(お花の持ちに影響)の発生を少なくするため、花びんに浸かる部分の葉は取り除きましょう。
花びんに葉が浸かると、水の腐敗の原因にもなります。

◎ 花を傷めたり茎を折らないように、慌てずに、丁寧に行いましょう。
◎ 葉の萎れが気になる場合は、葉の “ 裏側 ” に水吹きをすると回復します(裏側がポイント)。

3. 新聞紙などで包み、水に浸けます。
水圧を利用して茎全体に水分を行き渡らせ、吸水を促進させます。

◎ 少しきつめに、花首が真っ直ぐになるように新聞紙などを巻きます。
◎ 茎の2/3以上がつかる深さで、茎の部分を水に浸けます。

4. 数時間~ひと晩、涼しいところに置いてください。
◎ 特にお花に元気がない場合は、たっぷりの水に、葉も浸かるようにします。

5. お花がいきいきとしましたら、どうぞ花瓶へ活けてください。
 

以上、ここまでのステップを踏みましてもお花の状態が回復しない場合は、お気軽にご相談、ご一報をくださいませ。
鮮度保証・品質保証にて代換のものをお送り致します


毎日のお手入れについて

1. 基本的に水は毎日交換します。
毎日、新鮮なお水に換えてあげましょう。
※ 切り花栄養剤を使用する場合は、水を毎日交換しないものもあります。

◎ 交換のとき、花びんの中もよく洗いましょう。バクテリアの発生を防ぎます。
◎ 水が濁ると、茎の道管が詰まり、栄養や水分が十分に行き渡らなくなります。

2. 切り戻し
茎の先を少しずつ、斜めにカットし、茎の切断面の細胞を常に新鮮にしましょう。

3. 花瓶の水の量
お花によって、適切なお水の量は違います。
ガーベラのような、茎がやわらかいお花は、水に茎がつかると、すぐに腐敗します。
花瓶のお水は数センチだけ入れて、茎も数センチだけ水に浸かるようにします。

◎ ガーベラ(茎がやわらかい)→「浅水」:花びんの水を数cmだけに
◎ バラなど(茎が固い)→ 「深水」:茎がしっかり浸かる量のお水を好みます。





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