2022/04/18 17:52
◆チューリップの栽培の種類
チューリップには…
〈球根用として栽培されるもの〉と、〈切花用として栽培されるもの〉があることを、ご存知でしょうか。
球根用チューリップの生産日本一を誇る、富山県。
富山の春の風物詩〈となみチューリップフェア〉や、フォトジェニックな〈春の四重奏〉など、
広大なチューリップ畑に咲き誇る色とりどりのチューリップたちは、実はこの〈球根用のチューリップ〉です。
◆咲いているお花を摘む〈花摘み〉
球根用チューリップの役目は、来年、きれいなお花を咲かせること。
そのため、お花が咲いたあと、来年まで球根として眠ります。
そして来年用の球根を育てる為に一番大切なのが、栄養を球根に蓄えさせること。
そのために、まだまだ楽しめるお花達を、摘み取ってしまう必要があるのです。
また、球根農家さんたちにとって、たくさんのチューリップのお花を摘み取るのは、とても重労働。
でも、来年咲く球根の品質を決める、とても重要なこと。
◆ 摘み花たちの行方は…
そんな摘み取られたお花たちの一部は、
手伝いに来られた地域のボランティアさんや地元の子どもたちにお持ち帰りいただき、おうちで飾ってもらいます。
一方で、そのほとんどが畑にまいて棄てられてしまっています。
もちろん、球根用のお花だから、摘み取られるのがお役目かもしれません。
肥料にもなりますから、まったく無駄にしているわけではありません。
でも、色とりどり、こんなかわいいお花達。誰かのもとで目いっぱい咲かせてあげたい。
どうにかもっともっと輝く場所をつくれたら…とスマイル・フラワー・プロジェクトは考えました。
◆ スマイル・フラワー・プロジェクトは、棄てません！
スマイル・フラワー・プロジェクトは、
このかわいいお花たちを、棄てずに、全国のみなさまの元へ、出荷することにしました。
球根農家さんにとっても、今まで棄てていたお花達を買い取ってもらえたら、
少しかもしれませんが、収入につながります。
球根農家さんにとって、今年は特に燃料費や肥料の異常な高騰により、大変な支出となっています。
また、球根栽培は様々な工夫を凝らしても、どうしても発生してしまうのが、天候不順に影響される、球根の劣化や病気リスク…。
生産現場ではさまざまな課題があります。
きっと皆さまのお手元に、このかわいいチューリップをお届けできたら。
「1輪のお花の命も無駄にしない」、そんな活動にご賛同頂けるみなさまとともに、
お花のある豊かな未来を守れると思うのです。
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