2021/02/23 11:13
富山県高岡市は、秋～夏にかけて球根の生産、冬～春は切花生産と、一年を通してのチューリップ産地です。
チューリップ生産者組合「ファーマーズオブチューリップ」さんは、
昔ながらの土耕栽培にこだわりながら、稀少品種・オリジナル・特殊品種の生産に情熱をかけていらっしゃいます。
雪国・富山の豊富な水と、土の恵みで育った高岡市のチューリップ達。
そんな可愛い花つき球根たちも、育てられたすべてのお花が出荷されるわけではありません。
見た目が「規格」に満たないお花たちは、農家さんのもとではねられて、
出荷されずに破棄されてしまいます。その数、全体の15％。
いわゆる「フラワーロス」です。
「規格」から外れただけで、お店に並ぶことができません。
その割合は、生産量の約15％にもなります。
でも、そんな「規格外」のお花たちも、「規格品」と同じように、
農家さんが毎日、水をあげ、栄養を与え、雑草をとり、昆虫から守り、育ててきました。
農家さんのもとで、心を込めて育てられた、"いのち"です。
優等生ではないけれど、元気で個性豊かなチューリップたちに
咲く場所をつくることができたら…。
そんな想いから、
スマイルフラワープロジェクトとファーマーズオブチューリップさんとの共同企画、
「チューリップ・プロジェクト」が始動しました。
規格外品も、かわいい「いのち」です。
茎が曲がっていても、お水をあげると、ちゃんとみんな上を向いて伸びようとします。
愛おしいです。
